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4−3. 水飲み場整備
個々の海岸拠点施設及び他の拠点施設との連携を確保し、高齢者、障害者の生理的欲求、行動距離等を考慮した水飲み場の整備を行うべきである。数100メートルに1箇所といった設置を行い、設置できない所には、自動販売機等の設置も望ましい。その際、必ず蛇口の高さ、コイン投入口の高さの配慮を考慮すべきである。

 

《解説》
水飲み場設計例を図4−3−1に示す。水飲み場の飲み口は上向き、飲み口までの高さは75cm程度とし、車椅子で利用しやすいように、下部に高さ65cm以上、奥行き45cm以上のスペースを確保すべきである。水平部分は車椅子使用者が接近できるよう、使用方向に1.5m以上、幅90cm以上の水平部分を設け、塗装するなどして平坦部を確保することが望ましい。また、水栓金具は、レバー式蛇口など使用しやすいものにすべきである。

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図4−3−1 水飲み場設計例

 

 

 

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